ぎっくり腰の直後に気をつけるべき3つのこと

ぎっくり腰
西尾院長

ぎっくり腰の直後は、患者さん本人、またはその家族や同僚と身近な人しか周りにいないことも多いと思います。

今回は、ぎっくり腰直後、気をつけることを身体の専門家としてお伝えしていきます。

 先日、ぎっくり腰をやっちゃいましたと、来院相談を来られるのですが、その中に、ご家族に支えられて来院された方がいらっしゃいました。
 ぎっくり腰をされた男性は、ぎっくり腰を何度も繰り返され、ひどくなり来院されました。初回で一人で歩けるくらいまでは改善したのですが、無理をされる事が多く、家族の方に質問されました。

また、急にぎっくり腰になってしまったとき、どうするのが良いのでしょうか?

 ここで、私達、柔道整復師や整体師は、ぎっくり腰を起こした直後にそばにいることはできない当たり前の事に気が付いたんですね。

西尾院長

ぎっくり腰直後は、腰痛を悪化させてしまう要素が多いので、痛めた本人とその家族の方は、ぜひ気をつけていただきたいことがあるんです。

目次

ぎっくり腰直後に気をつける3つのこと

その1.無理に動こうとしない

動けない、力がはいらないときは、無理に動かない。 これが鉄則です。

  • 反動をつけて動く
  • 無理やり立たせて、歩かせる

これらはやりがちなのですが、ぎっくり腰直後は特に避けるべきです。

西尾院長

ぎっくり腰は、腰を支える筋肉が正しく機能していないために起こります。
痛みで動けないでなく、筋肉が硬直して体を支えられないから、動けない、力が入らないので、この段階で無理に動くのは危険なんです。

体を筋肉が支えられずに無理やり動くと、機能していない筋肉以外のところに負荷がかかることになります。
他の筋肉、骨、関節と負荷がかかり、腰椎ヘルニアなどの悪化につながることも多いのです。

では、次に動けなくなった体を動かすために気をつけることです。

その2.楽な姿勢を取り、大きく深く深呼吸する

  • 四つん這い
  • 座る
  • 横になる
  • 足を伸ばす

といった、楽な姿勢を取り、

  • 大きくゆっくり呼吸をする
  • とにかく呼吸が落ち着くまで待つ
西尾院長

ぎっくり腰直後、焦りや筋肉の硬直で、呼吸が極端に浅く、早くなっています。

実はこの状態では、筋肉は緩まないのです。
筋肉を緩めるためにも、力まず、深く深呼吸できる状態を作ります。

ぎっくり腰は、急に腰を支える太い筋肉が炎症したり異常硬直することで、機能しなくなることが一番の原因です。
更に突然機能しなくなると、周りの筋肉が痛めた筋肉をカバーしようとするのですが、負荷に耐えられず硬直することがあります。
 これが、ぎっくり腰で動けない。力が入らない状態です。

この状態を解決するために

  • 痛めた姿勢より、楽な姿勢になる。
  • 全身の筋肉を緩和させる状態をつくる。

このために、上記の方法を用いています。
深くゆっくり深呼吸ができるようになっている頃には、身体が攣るような感覚も、力が入らない状態も少しは緩和して、動けるくらいまでにはなっているはずです。

その3.手や足を使って、しっかり体を支えながら動く

西尾院長

いよいよ、動き出しますが、ここからは痛みが引くまで気をつけてもらいたいことです。

危険な動き始めを気をつける。具体的には、

  • 手すり、椅子、机などを使って立ち上がる
  • しっかり手で体を支えながら、体を起こす
  • 膝や足、腕を使って上半身を支えながら、動く

なるべく丁寧に動くようにする。

西尾院長

特に、動き始めは、健康な体のときと同じ動きをするとピキンと強く痛むことが多いです。
強く痛むときは、特に気をつけてください。悪化防止、再発防止になります。

以上が、ぎっくり腰後に気をつける3つのことです。
痛めた状態から、運動障害の解消、症状の緩和、動けるようになるまでの基本的に気をつけることです。

大きな痛みを解消するには、安静と治療(施術)が必要となりますが、ぎっくり腰は、直後の行動で悪化させてしまう方が多い怪我です。
だからこそ直後の対応が重要になります。

ぎっくり腰の安静時の応急対応

ぎっくり腰で全く動けない状況は、骨を筋肉が支えきれない状態のため、無理に動くとヘルニア等の悪化を招きかねません。このときは、「安静」が大事な時期です。
・直後の安政期に家でできることは痛みの強い腰部だけ「冷やし」ます。お尻や太ももまで冷やさないようにしてください。

治療や施術は、せめて歩くことができる状態から始めるのが良いとされています。その理由は、無理に動くと悪化しやすいぎっくり腰の怪我の特性によるものです。
今回のように、十分気をつけることで、一人で動いたり悪化を避けることはできます。
しかし、治っているわけでなく、痛めた炎症や周辺の筋肉の異常硬直は残っている状態です。

炎症時は冷やすのが応急手段ですが、冷やすのは直後だけで、炎症が収まったら逆に血行を促進のため温めるのが良いです。
このあたり早期改善には、当院にご相談いただければと思います。

ぎっくり腰安静期治療|きのて整体院

痛い部分を動かさずに、無理のない姿勢でしっかりと炎症や症状を抑える電気施術や、周囲の筋肉を緩める整体でぎっくり腰に対応しています。

詳しくはこちらに施術内容をまとめていますので参考にして下さい。↓

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