こんにちは。
平針駅・赤池駅より徒歩10分
名古屋市天白区きのて整体院の西尾です。
今回は「変形性膝関節症」で膝に症状を抱えてお悩みの50代女性Tさんを例に、変形性膝関節症の症状を手術せずに改善させる方法についてお伝えしようと思います。
変形性膝関節症の痛みを手術をせずに治す方法。
それは、足にアプローチすることです。
変形レベルと症状の強さは一致しない
まずお伝えしておきたいのは、変形のレベルと症状の度合いは必ずしも一致しないということです。
変形性膝関節症は、レベルが上がっていくにつれ
関節の隙間が少なくなっていき、骨がぶつかり合うことで骨棘というトゲができてきます。
その変形レベルでステージが決まってきますが、
必ずしも「ステージ4だから歩けない」とか「ステージ5だから痛みが常にある」というわけではないのです。
手術を勧められたけど手術したくない!
Tさんは病院でレントゲンをとりました。
上の図でいうとStage4レベルの変形があり、手術を勧められました。
症状としては
×歩いている時の膝内側の痛み
×階段の昇り降りでの膝の強い痛みと膝裏のつっぱり
×30分以上座った後、立ち上がっても膝が伸びずすぐに歩き出せない
×長時間歩き続けると筋肉がつっぱってきてしんどい
というような状態でした。
どうしても手術をしたくないという思いで当院へ来院されました。
悪いのは膝だけじゃない
膝の状態を検査させていただくと、これは手術を勧められてもおかしくないよな...という状態でした。
・膝が腫れている
・膝は曲がったまま伸びない
・少し曲がった状態で固まってしまいそれ以上曲がらない
歩いていただくと
・膝が伸びない、曲がらない状態でスムーズに歩くことができませんでした。
膝は上記のような状態でしたが、歩いている時の痛みや階段での痛みなどの症状は膝だけ見ていても変わりません。
膝が変形してしまったのは「結果」であって、なぜ膝にそれほどの負担がかかってしまったのかという「原因部位」を完全させなければ膝は改善しません。
足関節、足部が原因だった
膝の症状があるので、膝が悪くなっているのは間違いありません。
なので膝へのアプローチは必須です。
膝の施術だけでも曲げ伸ばしできる角度は上がりますし、歩くのもスムーズになります。
しかし、それだけではすぐ元の状態へ戻ってしまいます。
原因となる部位へのアプローチも大切になります。
Tさんの場合、「足」に原因がありました。
身体の土台である足が機能しなければ膝への負担は増え続ける一方です。
足には3つのアーチがありクッションの役目をしてくれます。
アーチが機能することで膝への負担を軽減してくれるのです。
また、足関節が正しく機能することでスムーズに歩けるのです。
Tさんの場合、足のアーチ低下や足関節の機能低下により膝への負担が年々増え続け、
結果的に膝は変形、痛みが出てしまっていました。
約3ヶ月で症状改善
Tさんには週に1回の頻度で約3か月通っていただきました。
膝へのアプローチはもちろん、最大の原因である足、そして関連する股関節や骨盤へのアプローチ。
3ヶ月で歩行時の痛み、階段での痛みはなくなり、痛みなく生活できるようになりました。
それだけでなく、以前よりも長時間歩くことができるようになり、大好きな旅行へも行けるようになりました。
痛みはなくなり、スムーズに歩けるようになったものの、まだまだ症状改善に意欲的なTさん。
現在はさらに長時間歩けるように整体と簡単なトレーニングを継続中です。
まとめ
変形性膝関節症は手術をすれば、すべて解決と思われている方も少なくありません。
しかし手術をしても痛みが再発する方もみえますし、手術をしなくても痛みが改善する例もあります。
身体の使い方を根本的に変えていくことが大切です。
膝の痛みで悩んでいる、手術を勧められたけど…という方、
そしてご家族の膝の症状でお悩みの方、ぜひご相談ください。