
こんにちは。
名古屋市天白区きのて整体院の西尾です。
先週、変形性膝関節症の患者さんが来院されました。
訴えは「膝が曲がらなくて階段がスムーズに下りられない」とのこと。
ベッドで仰向けに寝た状態で膝を曲げていただいても、ここまでしか曲がりませんでした。

階段がスムーズに降りられない
60代女性、お仕事上、立ち作業が多く、重量物の移動などが多い方。
10年以上前から膝の痛みがあり、整形外科へ通院中。
先生からは、「なんとか生活できるレベルだから手術はしなくていいんじゃない?」と言われたそう。
ただ、ご自宅の階段を上り下りに支障があることや、だんだんとスムーズに歩けなくなってきたことが心配で、当院を受診されました。

「変形性膝関節症は整体で治るのか」の答え

答えは
膝の構造的な変形は手術でしか治すことはできないが、
今の痛みや曲げられないなどの症状は治る、もしくは緩和するです。
変形してしまった膝関節を整体で治すことはできません。それは手術しかできないのです。
しかし、変形=痛みではありません。
曲げられない、伸ばせない、動かせないといった状態が痛みを作ってしまっているのです。
ですので、手術をしなくても症状が改善するのです。
「変形性膝関節症とは?」
ひざの関節の軟骨が摩擦などですり減ったために、ひざに強い痛みが出る慢性的な病気です。
最初は痛みが出ても休めば治まる程度の症状ですが、ひどくなると安静にしていても痛みが取れず、歩行困難になることもあります。
今回来院された患者さんも、明らかに変形がみられました。
「電気と湿布で…」
毎週整形外科さんへ通い、電気と湿布で様子を見ていたそうですが一向に改善しなかったようです。

変形性膝関節症の症状は?
来院された患者さんの訴えは「膝が曲がらない」でしたが、
初期には歩き始め、いつもより長く歩いたとき、イスから立ち上がるときなどに痛みを感じるなどの症状があります。
中期になると、膝がこわばって膝を曲げたり伸ばしたりといった動作がつらくなります。
ひざに水(関節液)がたまる・腫れる・熱を持つといった症状が現れ始め、O脚変形が進行することもあります。
さらにひどくなると、関節の軟骨がなくなって骨が直接こすれるため、立ったり歩いたりする動作も難しくなり、膝の変形も進行することが多いのです。
変形性膝関節症になってしまう原因は?
一般的に言われている原因は以下のようなものです。
①加齢
年齢を重ねるとともに少しずつ関節の軟骨がすり減ったり削れたりすることで表面が荒れて、慢性的な炎症や変形が起こるといわれている。
②肥満
膝の関節には常に体重の4~6倍の負荷がかかっているため
③O脚
ひざの内側に極端に負荷がかかるため
④ホルモンバランス
閉経後のホルモンバランスの変化によって骨がもろくなる
⑤日本式の生活習慣
畳での生活、あぐらや正座、和式便座など
膝への負担を和らげることがポイント
上記のように言われていますが、簡単に説明すると「膝への負担が大きければ変形しやすくなり、痛みも出やすくなる」わけです。
変形性膝関節症の方や膝に痛みを抱えている方は今までの生活で膝への負担が大きかったということなのです。
膝は構造上安定性に乏しい関節です。
どれだけ膝への負担を減らせるかが症状改善のポイントです。
今の症状が治らない本当の原因は?
膝が曲げられないのは膝の変形だけが原因なのでしょうか?
よく、「体重が重いから仕方ない」「変形してるから痛みと付き合っていくしかない」という方も多いですがそれって本当なのでしょうか?
膝関節は「大腿骨」「脛骨」で作られます。

大腿骨は骨盤と「股関節」を作り

脛骨は「腓骨、距骨」とかんせつを作ります。

膝の痛みは特に「骨盤や股関節」「足指や足首」が関係してきます。
股関節や足首が硬い方はその部位の柔軟性を出すことも大切になってきます。
・膝の痛みがある方
・膝のレントゲンは撮ったことがあるけど、足や股関節などは診てもらったことがない方
・膝の症状を根本的に治したい方
・日常生活に支障なく、毎日を過ごしたい方
膝の症状でお悩みの方はお気軽にご連絡くださいね。
当院の膝の痛みの方へのページはこちら
https://kinoteseitai.com/shoujou/hiza/