斜頭症改善に「ヘルメット治療+ベビー整体」という考え方

こんにちは、きのて整体院の近藤です!

今日お伝えしたいのは、
「ヘルメット治療を始めた赤ちゃんほどベビー整体をしたほうがいい」ということ。


来院いただく赤ちゃんの中で最も多い症状が斜頭症

斜頭症を改善させるために、大きく分けて「ヘルメット治療」「ベビー整体」を比較して検討される方がほとんどです。


ただ、ヘルメット治療を行う上でネックとなることとして、

・金額面
・見た目
・皮膚が弱くて23時間つけっぱなしは心配…


などと言ったお話をよく聞きます。

「ヘルメット治療」と「ベビー整体」、斜頭症改善にどちらを選べば良いの??

近藤

比較されがちなヘルメットとベビー整体ですが、そもそもの考え方が違うため、ご説明します!

目次

ヘルメット治療とベビー整体の考え方の違い

ヘルメット治療

あらかじめ綺麗な頭のかたちの枠組みを作り、その形に合わせて頭が成長するように促す方法。
頭蓋骨がまだ柔らかい赤ちゃんに、矯正ヘルメットをかぶせることで斜頭の平らな部分に成長を促す空間を作り、長時間着用することで丸くなるよう成長させる。

メリット
・向き癖があっても外部からの一定箇所への圧がかからないため、丸い形に成長する。

デメリット
・高額
・1日23時間、約4~6か月間着用
・皮膚が弱いとかぶれを起こす可能性も
・軽量化が進んでいても、赤ちゃんにとっては大人の体感で2~3㎏の重量の物を頭に乗せている感覚
・着用期間中の写真すべてがヘルメット着用     など

ベビー整体

「頭の形が変わりやすいように、身体の面から整えていく」のがベビー整体。
向き癖などの身体の癖や歪みは、頭の形に影響を及ぼすため、身体を改善させることで頭蓋骨が良い方向へ動くよう促す方法。

メリット
・身体の改善をしながら頭の変化も狙うことが可能
・自宅で全身のケアが出来るようになる
・親子間のコミュニケーションが取れる
・成長・発達面にも良い影響が現れる

デメリット
・全員がまん丸になるわけではない
・自宅でのケアも大切、まったく自宅で触れない方には不向きな場合も

斜頭症になる原因は??

斜頭症の多くは向き癖から生じる場合がほとんど。
実は、ヘルメット治療で頭の形は整っても向き癖は治りません


そのため、ヘルメット治療終了後も向き癖が残っている場合、
「また頭の形が歪んできてしまった!」
といったケースも多々あります。

近藤

せっかくヘルメット治療を行って無事卒業できたのに、また歪みが出てしまっては悲しいですよね💦

容姿だけなら◎

「見た目だけ丸くなればそれでいい」
であれば、ヘルメットは効果的◎

ただ、

・身体に不調が出ず、健康に育ってほしい!
・発達の問題がなく成長してほしい!

と願うのであれば、斜頭症の原因となる「向き癖」に目を向けてみてください!

⚠向き癖を放置した場合のリスク⚠

向き癖があることで、以下のような問題が出ることが考えられます。

<生後~1歳>
頭の形や顔の歪み…同じ方向を見続けることで、頭の一定の箇所に圧力がかかり続ける。
           顔も頭蓋骨のため、顔のパーツのズレや耳の位置、おでこにも影響が。
便秘…首をねじっているため、身体もねじれてしまい腸の動きが鈍る。
片側のみの寝返り…向き癖があると、片側からしか寝返りをしなくなる子が多い。
ズリバイやハイハイで手足が上手く使えない…交互に手足を動かす運動が苦手になりやすい。
                      例)片脚を引きずるようなズリバイ、片膝を上げたハイハイ

近藤

特に、「向き癖・頭の形・便秘」はセットで出ることが多いです💦

<1歳以降>
土踏まずの形成がしにくい…ズリバイ、ハイハイなどの動きの時に上手く足が使えていないと、足を
              使う感覚が鈍くなる。
正しい歩き方が出来ない…偏平足や内反小趾(足の小指が内側に向かって曲がってしまう)などの
             併発により、立ち方や歩き方に影響が。

<3歳以降>
集中力の低下…向き癖は首だけでなく、身体全体の歪みへと広がっています。
        身体が落ち着かないため座っていられず、ズルズルと椅子から落ちてしまったり、
        遊びが続きにくくなる場合が。
運動神経が向上しにくい…ズリバイ、ハイハイなどの動きの時に上手く足が使えていないと運動神経が
             高まりにくくなる。
視力の低下…顔の歪みから目の使い方に左右差が出る。
歯並び…頭蓋骨の歪みから歯並び、かみ合わせに影響が。

その他、年齢を重ねると首肩こりや、腰痛などといった身体症状を感じる原因にもなる可能性が考えられます。

ヘルメットを始めるからベビー整体しなくっちゃ!

上記のような理由から、
「ヘルメット治療をするからベビー整体はしなくて良い」という考え方はもったいないですよね。

ヘルメットをすることで頭は丸くなっても、首や肩には相当な負担がかかっています。
元々向き癖があった子がヘルメット治療を始めた途端、

「同じ方向しか向かなくなってしまった💦」
「寝返りができなくなってしまって…」

なんて声をたくさん聞いてきました。

「ヘルメットをするからベビー整体を始めよう!」
と考えてくださる方が増えてくれることを願ってやみません!!

さまざまな考えでご来院いただいています

今まで、ベビー整体を始めた後にヘルメット治療を行うことにされた親御さんから
「身体が大事だと思うので、ベビー整体は続けたいです」
といったケースは多いですが、
「ヘルメット治療ををするからベビー整体もしたいです」
と、お問い合わせをいただいたことはありません。

実際には以下のような問い合わせをいただいています。

「ベビー整体ってどんなものか知りたい」

「ヘルメットは金額的に…」

「病院で頭の測定をしたが、一度チェックをしてほしい」

「向き癖が治らず、どんどん頭の形が歪んできている」

最後に

ベビー整体を通して、赤ちゃんとのコミュニケーション深めながら楽しく関わり、
成長や発達のお手伝いをさせていただいています!

近藤

子どもの健やかな成長を願った問い合わせをたくさんいただきます✨
「話を聞いてみたい」「質問したいことがある」など、不安に思うことがあれば何でもご相談くださいね◎

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