斜頭症、7カ月の女の子(ベビー整体事例)

近藤先生

こんにちは、名古屋市天白区きのて整体院の近藤です。
本日は「斜頭症」についてです。

生後すぐから向き癖があり、ベビー整体で来院されたNちゃんのケースを参考にご紹介しますね。
まずは、お母さんに気になる症状をお伺いしました。

目次

あたまを丸くしたい

生後すぐからの斜頭症で、ドーナツ枕を試して少し改善したがなかなか丸くならず...
病院や周りの方からは「そのうちよくなるよ」と言われるが心配で...

・目つきが悪くなるんじゃないか
・将来ショートカットにしたときに目立つんじゃないか


などが心配でベビー整体を受けに来てくださいました。

頭の状態をチェックした結果

近藤先生

問診後はまず顔の状態チェックさせていただきました。
具体的には歪みの状態や柔らかさなどを確認していきます。

Nちゃんの場合、
左後頭部の扁平化がみられ、おでこの位置、耳の位置にも左右差がみられました。

Nちゃんの身体全体を検査させていただくと、全体的に身体は柔らかい方でしたが
×骨盤の歪み(左右差)がある
×背中のハリに左右差がある
×首のかたさや左右差がある


という状態でした。

左右差があるとなにがいけないの?

このような検査結果から、Nちゃんの頭のかたちが思うように改善しない理由、そして向き癖が改善しない理由は「身体の左右差が大きいこと」にあると考えられます。
具体的には骨盤の歪みや首背中のハリです。

「頭の形は、成長とともに改善する」と言われますが、それは、赤ちゃんの成長に偏りがない場合です。
一般的には、赤ちゃんは寝ていてもよく動きます。この動きに偏りがあると、成長にも偏りが生まれてしまいます。

近藤先生

筋力が少ない赤ちゃんほど、この偏りや向き癖によって、動きが制限されてしまうんですね。

首の力が弱い赤ちゃんだからこそ、全身のバランスを整え、自分で自由に動ける環境を作ってあげる必要があります。


・向き癖があることで左右差が生まれる >> 左右差があることで向き癖が治らない
・左右差があることで筋肉は硬くなる >> 寝返り等の動きが制限され、頭の成長に一定の負荷がかかる

全身にアプローチするのがベビー整体

ベビー整体の特徴としては骨、筋肉、皮膚への刺激です。
改善するポイントをソフトに触れてあげるだけ
どんな赤ちゃんでも多少の歪みはあります。ただ、それが頭の形や癖で制限されてしまうと、正しい成長の妨げとなってしまうのです。
ゆがんでいる状態を何度もリセットさせてあげることで正常を認識してくれます。
全身へのアプローチで運動や動きを偏りなくとれることで、頭の形にも、正しい成長を促す。それがベビー整体です。

Nちゃんへのアプローチで大切なこと。
それは身体の左右差をリセットさせ、今までのクセを取り除くこと。

  • 左右差を取り除く
  • 関節の動きをよくする
  • 筋肉を柔らかくする
近藤先生

上記3つのポイントを改善させることで「頭が丸くなりやすい身体の状態」を作っていきます。

ただ、赤ちゃんの場合は、関節はまだ柔らかく骨としてつながりきっていません。
だから、関節を無理動かしたり、曲げ伸ばしひねるといった運動を無理にすることは危険です。

そこで、ツボなど「反射」を利用した筋肉の緩みで3の筋肉を柔らかくして2の関節の動きも改善してゆきます。

7か月からの施術開始でしたが、4か月でいい変化が見られました。

斜頭症でお困りの方は、少しでも早めにベビー整体を受けに来てください。
頭の形は1歳頃にはほとんど決まります。
ぜひベビー整体を覚えて、ご自宅で毎日実践してほしいなと思います。
お困りの方はお早めに、お気軽にご相談ください。

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