こんにちは。
名古屋市天白区きのて整体院の西尾です。
身体が丸まってしまうとの訴えで来院されたTさん。
本日は「パーキンソン病」についてです。
パーキンソン病に整体
パーキンソン病は人口1000人に対して1人、60歳以上だと100人に1人の割合で起こるとされる指定難病です。
脳内の神経伝達物質であるドーパミンの減少によって運動機能が障害され発症するといわれています。
一般的な治療法としては、
・薬によってドーパミンの分泌を促す
・長期間の服用で効果が得られない場合は脳内に電極で刺激させる手術
が挙げられますが、
日常生活動作の改善としてリハビリテーションが大切になってきます。
当院ではパーキンソン病の方へのリハビリとして、整体やトレーニングを実施しています。
歩き方が前かがみになってしまう
Tさんは70代男性。
「歩いているときにふらつく」
「身体が前かがみになってしまう」
「足が思うように動かせない」
とのことで来院されました。
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整体的な検査では
お身体を詳しく検査させていただくと、 前かがみの姿勢に加えて、
・股関節の可動域が狭くなっている
・肩の動きが悪い
・骨盤にゆがみが生じている
・足首が硬い
・足の指が動かず足がむくんでいる
・仰向けで寝ても頭がベッドにつけられない
という状態でした。
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症状改善には可動域改善から
このような検査結果から、Tさんの場合はまず 股関節や足部の可動域を高めることで良い姿勢がとりやすくなると見立てました。
また、良い姿勢を維持させるための筋力も低下していたため、筋力発揮できるように促しました。
Tさんの姿勢も少しずつ改善してきています。
「足が軽くなった」
「整体後は以前よりも背筋がのびるようになった」
整体の効果が持続するようにストレッチも行っていただいています。
当院でのアプローチ
パーキンソンのレベルにもよりますが、転倒のリスクを下げることが第一です。
「転倒しにくい身体づくり」、「また進行を抑える施術」ということで以下の施術をさせていただきました。
①【整体】
特に足、膝、股関節の可動域改善、また上半身の可動域改善や身体の歪み改善を目的に行います。
②【筋力トレーニング】
身体の支えとなる足裏や足指、転倒防止のためもも上げトレーニングを中心に、姿勢維持に必要な筋力のトレーニングを行います。
③【mcc整体】
加圧を使用し、血流改善と可動域改善、筋力アップを同時に行います。
同じような症状がある場合は
①股関節の可動域をチェックしてみてください。
仰向けで寝た状態で膝を抱えるように太ももをお腹の方へ引き寄せてみてください。
もし太ももがお腹につかなければ、転倒のリスクが高いです。
②試してみましょう
太ももがお腹につかなかった方はお尻やもも裏のストレッチをしてみましょう。
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整体がおすすめです
パーキンソン病のリハビリとして、整体がおすすめです。
自力のストレッチでは限界がありますし、骨盤の歪みや上半身の硬さなどほかの原因も考えられます。
症状がひどくなる前に、来院されることをおすすめします。
今よりも快適に過ごせるようサポートさせていただきます。
お困りの方はお早めに、お気軽に、いつでもご相談ください。
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