斜頭症とは
頭蓋骨の変形は大きく分けて3つ(短頭症、長頭症、斜頭症)に分類されます。
頭蓋骨の正常は、前後径を100としたとき、横径80~85とされています。
□短頭症(前後径100に対して横径94以上)
□長頭症(前後径100に対して横径79未満)
□斜頭症(左右の対称性が崩れた状態)
斜頭症の増加
斜頭症は近年増加したと言われています。
そのうちの一つが「あおむけ寝」の推奨です。
乳幼児突然死症候群を減らすため、あおむけ寝が推奨されて以来、増加したようです。
斜頭症の原因
一般的に言われている斜頭症の原因は大きく2つです。
1.先天性
□母体にいる時点でお母さんの子宮の硬さにより圧迫を受けて変形
□出産時、産道を通る際に圧迫を受けて変形
□吸引分娩など、外部からの影響によるもの
2.後天性
□長時間のあおむけ寝
□向き癖がある
斜頭症という悩み
斜頭症でお悩みの親御さんは本当にたくさんみえます。
「頭を丸くしてあげたいです」「将来ボウズにしたらかわいそうで…」「変な癖が付かないか心配です」
「身体の歪みや噛み癖は避けたいです」「視力に影響が出ないか心配です」
悩みはさまざまですが、少しでも丸くしてあげたいと思うのが親心でしょうか。
私も、息子の頭が向き癖によって変形してきたときは一日に何度もベビー整体しましたからね(笑)
ベビー整体は何をするのか
ベビー整体とは、赤ちゃんが本来持っている「よくなりたい」「治したい」という(人が生まれながらにして持っている回復力・自然治癒力)機能が十分発揮できるよう手助けをしていくことが目的です。
ですので、ヘルメット治療のように「頭」だけにアプローチするわけではありません。

頭蓋骨は23個の細かい骨が組み合わさることで構成されています。
赤ちゃんの骨はまだ完全に癒合していないため動きがあります。
あまり気づかないとは思いますが、頭蓋骨は呼吸とともに動いています。
ということは、斜頭症改善には「呼吸」が関係しているのです。
もちろん「頭」へのアプローチもしますが、「呼吸」がキーワードになってくるのがベビー整体です。
また、向き癖がある赤ちゃんは少なからず身体の歪みがあります。その歪みを取ってあげることによって向き癖が改善するということも期待できます。
実際の変化
ベビー整体を6回受けていただいた効果です。
効果には個人差がありますので、一例として参考にご覧ください。

左側が生後5か月、右側が生後10か月です。
きのて整体院へ来院していただきベビー整体を行いますが、実は毎日やっていただきたいのがベビー整体です。
ですので、ご自宅で行っていただけるよう基本的な整体の仕方もお伝えし、実際にお父さんお母さんに行っていただきます。

生後1か月から可能です
ベビー整体は1か月検診を終えていれば受けていただくことが可能です。
斜頭症が気になりだすのは3か月以降の方が多い印象ですが、気づいたら早めにやってあげたほうが改善がみられやすいです。
もちろん、10か月からスタートして効果がみられたお子さんもいらっしゃいます。
しかし、早ければ早いほど効果を実感していただきやすいです。
もし、向き癖や頭の形、斜頭症でお悩みでしたら、一度きのて整体院へご相談ください。
