こんにちは。
名古屋市天白区きのて整体院の西尾です。
本日は「手のしびれ」についてです。
指先のしびれ、腕のしびれ、肩の痛みで来院された
40代女性、保育士Tさんのケースを参考にご紹介しますね。
特に産後の方や保育士さんは抱っこが多く、肩や腕をよく使うため、
肩こり、肩の痛み、腕や手のしびれ、腱鞘炎などの症状が出やすいです。
まず、気になる症状をお伺いしました。
「腕と手がしびれる」
10年以上前から指先のしびれが続いており、2年前から腕のしびれが出るようになったとのこと。
数か月前には夜も起きてしまうほどのしびれがあり、病院を受診。
レントゲンでははっきりとした異常はみられずリハビリの指示もなく薬を処方されたとのこと。
「薬ではなく根本的に身体を治したい」とのことで当院に来院されました。
- 腕をよく使うとしびれの症状が重くなる (しびれる場所はその時々でかわる)
- 指先のしびれは常にある
- 重いものを持ち上げると肩が痛む
などの症状がありました
肩・腕・手の状態をチェックした結果
まずは局所の症状に関して、手・腕・肩の状態から検査させていただきました。
手や腕にしびれが出ているため、まずは症状が出ている部位がどういう状態なのかの検査からスタートします。
次に、全身の状態をチェックし、「手のしびれの原因が何なのか」はもちろん、「根本的にはどこを治さなければいけないか」根本原因を特定していきます。
今回のTさんの場合、お身体を詳しくみさせていただくと、
- 手~肩までの筋肉のハリが強い(=血流が悪い)
- 手首の可動域が悪い(手根管症候群の可能性)
- 肩関節の可動域の低下(拘縮肩などからしびれに繋がっている可能性)
- 鎖骨や肩甲骨の可動域低下と周囲筋肉のかたさ(胸郭出口症候群の可能性)
- 頸椎の可動性の低下(頸椎ヘルニアの可能性)
という状態で、さまざまな疾患の可能性が考えられました。
手のしびれの症状でも、考えられる原因はたくさんあります。
基本的にしびれは「神経障害」と考えるので、神経がどこで圧迫されている可能性が高いのか、様々な検査をしながら特定していきます
手のしびれの原因は?
さまざまな検査をさせていただき、今回の症状は「胸郭出口症候群」ではないかと考えました。
ただし、ほかの疾患の可能性がゼロではありませんので断定はできませんし、複合している可能性もあります。
今回のTさんの場合、神経が鎖骨と肋骨の間で圧迫されたために手にしびれが出たと判断しました。
頭から出た神経が手に至るまでの間、鎖骨と肋骨の間をすり抜けるように通ります。
そこには様々な筋肉があるのですが、普段の姿勢や腕への負担が大きいことによって神経を圧迫してしまい、しびれがでます。
Tさんの場合、保育士さんということで普段の負担も大きく、症状が出やすい状態であったと考えられます。また長年の蓄積、普段の姿勢から
- 背中が丸まって来ている(猫背)
- 関節の可動域が悪い
このような状態だと手のしびれだけではなくさまざまな症状に繋がります。
肋骨の動きも悪く、呼吸も浅くなってしまい全身の血流低下を招きます。
実際お話を伺うと、以前呼吸器内科にも通われていたそうです。
しびれ改善だけでなく、根本原因・姿勢にもアプローチする整体法
Tさんへのアプローチとしてメインで行ったこと。
それは背骨や肋骨、肩甲骨・鎖骨の動きを改善させること。
肋骨が動かないことで呼吸が浅くなっている傾向があるので、整体中も深く呼吸するなどの協力していただくことで、より効果的であるのと、すっきり感も変わります。
大きな原因として「猫背」
その改善手法として、
- 良い姿勢がとりやすくなるように可動域を高める
- きちんと機能するように柔軟性を高める。
手だけ、肩だけでは、その場は良くてもスグに戻ってしまいがちです。
結果的に、姿勢が改善し、初回の施術後にしびれの強さが減少しました。
手のしびれに肩甲骨エクササイズを試してみてください
もし、手のしびれがある方やTさんと同じような股関節の症状がある方は、
- 深く息をする
- 深呼吸を増やす
- 肩甲骨のエクササイズ
を取り入れてみましょう。
姿勢が原因の場合は、症状が楽になったり、すごくスッキリしたりと実感が得られることが多いです。
しびれが続く場合、ストレッチだけで対処しきれない場合も多いため、我慢せずに症状がひどくなる前に来院されることをおすすめします。
腕や手のしびれの症状なら、天白区きのて整体院へ
当院の整体は、症状のある部分だけでなく、全身を検査して全身を診ていきます。
日頃から姿勢からの改善を提供している院だからこそ、しびれの症状にも根本から改善していきます。
痛み止めなどのクスリに頼らず、しびれから解放され、快適に過ごせるようサポートさせていただきます。
お困りの方はお早めに、お気軽に、いつでもご相談ください。